「介護の日本語研修」 ~外国人介護人材のための現場で役立つ日本語研修~

さて、介護現場では、外国人が重要な労働力として期待され、また心のこもったケアを行い活躍されておりますが、不慣れな環境や日本語の難しさ、十分トレーニングを受けていない状況から、利用者や職員とのコミュニケーション、業務面で課題を抱えていることも少なくありません。

特に、経験年数の浅い職員にとっては、介護現場で特有の「大切な情報を読む力」「日本語会話力」「現場の状況を報告する力」「記録する力」に不安を感じています。

そこで、このたび、高齢者施設に従事する外国人を対象に、保有されているポテンシャルを十分発揮していただき、かつ介護現場での円滑な就労・定着を図ることをねらいとして、現場で使われる介護の日本語を 6 回にわたって学んでいただく研修会を下記のとおり開催いたします。

つきましては、ご多忙とは存じますが、当該職員の皆様に是非ご参加をいただきますようご案内させていただきます。

なお、本研修は感染症予防と参加者の利便性を考慮し、「オンライン(ZOOM)」で実施します。予めご了承ください。

 (※昨年度は4時間の講義を3回にわたって開催しましたが、今回は参加しやすい時間帯に変更しかつ時間を短くして、全6回で修得いただきます)

 

1 日 時

1日目:令和7年 2月 27日(木) 17:00~19:00 ※オンライン「声掛け/傾聴」

2日目:令和7年 3月  6日(木) 17:00~19:00 ※オンライン「大切な情報を読む」

3日目:令和7年 3月 13日(木) 17:00~19:00 ※オンライン「問題発生時の対応」

4日目:令和7年 3月 20日(木) 17:00~19:00 ※オンライン「申し送り」

5日目:令和7年 3月 27日(木) 17:00~19:00 ※オンライン「記録する(聴く→メモをとる)」

6日目:令和7年 4月  3日(木) 17:00~19:00 ※オンライン「報告する(まとめる→報告する)」

※全日程に参加いただくことが原則となります(やむを得ない欠席の回のみ、録画受講も可とします)。

2 対 象  特別養護老人ホーム等で介護職員として従事している外国人で、在留資格「技能実習」または「特定技能1号」をお持ちの方(在留資格「留学」や「介護」をお持ちの方も対象ですが、介護現場で使う日本語に不安のある方を対象にしています)。

【下記のような悩みをお持ちの方、必見です!】

  • 情報を読むことや日本語による会話が苦手です。
  • 記録の付け方や報告方法が難しいと感じています。
  • ご利用者や他の職員と円滑なコミュニケーションを図りたい。
  • 介護現場で必要なスキルを学びたい。

3 講 師  関尾 光恵 氏(日本語教師・介護福祉士)

4 定 員  40名 ※定員に達ししだい締め切ります。

5 参加費  特養分科会 会員施設:3,000円/1名(非会員施設:5,000円/1名)

       ※随時、受講決定通知・請求書をメールにてお送りいたします。

6 参加方法 各回おおむね3日前を目安に、お申込いただいたメールアドレスに研修参加に必要なID・パスワード、配付資料をお送りいたします。各自、ご準備をお願い申しあげます。

7 申込み  下記Webサイトから、2/14(金)までにお申し込みください。

https://ec-9x2f8.eventcreate.net/event/6523

*各回、講師による講演とともに、グループごとに協議や意見交換を行っていただき、振り返りや学びを深めていただきます。

9 その他 オンライン研修のため、参加者の皆様には次の準備が必要になります。 パソコン(※参加者1名につき1台)、インターネット環境(可能であれば有線LAN)、研修受講に適した環境(個室や会議室など可能な限り受講者以外の声が入らない環境)

【講師紹介】

◎関尾 光恵 氏(日本語教師・介護福祉士)

大学を卒業後、長年、専門学校の日本語教師として勤務し、勤務のかたわら介護現場での従事を経て、介護福祉士を取得。2015年からは介護現場の外国人に対する支援や、一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)、公益社団法人国際厚生事業団、ひょうご外国人介護実習支援センター等において、介護の日本語研修の講師として活躍されています。

関尾さんは、外国人が、高齢者に対する優しさを持ち、「心で介護をしている」姿に共感。日本社会の一員として、地域福祉の向上と共生社会の実現を目指すパートナーになっていただくことを目標にしています。