さて、令和7年4月1日から、感染症あるいは災害発生時におけるBCP(業務継続計画)は策定が義務化され、会員施設では、外部研修への参加や、委員会での検討、各種雛形などを参考にしながらすでに策定を終えており、職員研修や訓練を通じて、施設内での体制整備や普及に努めているところかと存じます。
BCPは、入居者・利用者の健康、身体、生命を守るために必要不可欠なものであり、被災したとしても最低限のサービスを提供し続けて少しでも影響を抑えることが求められ、また、職員への適切な措置を講じることは事業者の責務でもあります。
このような中、能登半島地震では、ライフラインの中断や道路寸断の長期化、電源・燃料の確保、職員の多数が被災するなど様々な想定外の事態により、多くの福祉施設のBCPが機能不全に陥りました。あらためて、福祉施設においては、災害BCPをより実効性のあるものに見直し、ブラッシュアップすることが求められています。
そこで、このたび、会員施設による具体的な見直し状況を学び、参加者同士の意見交換を通じて、実効性のあるBCPに資するための研修会を開催することといたしました。
当日は、能登半島地震の職員派遣の経験や、施設内における精緻なシミュレーションの実施、被害想定の見直しに伴う再点検などを通じて、これまで、どのようにしてBCPの見直し・ブラッシュアップを図ってきたかをご報告いただきます。
つきましては、ご多忙とは存じますが、当該職員の皆様に、ぜひ、ご参加いただきますようご案内させていただきます。
※詳細やお申し込みは、下記Webサイトからお願いいたします(〆切10月31日(金)まで)
https://ec-9x2f8.eventcreate.net/event/6941
1.日 時
令和7年11月7日(金)14:00~16:30
2.会 場
たかつガーデン 地下1階 オリーブ(大阪市天王寺区東高津町7-11)
*近鉄「大阪上本町」から徒歩200m。OsakaMetro「谷町九丁目」駅から徒歩500m
3.対 象
老人施設部会 会員施設の施設長や担当職員など
4.定 員
60人 ※先着順/定員に達し次第締め切らせていただきます。
5.参加費
無料
6.申込み
下記Webサイトの「お申込」から、10月31日(金)までにお申し込みください。
https://ec-9x2f8.eventcreate.net/event/6941
7.プログラム
実践事例の報告①
(福)堺福祉会 ハートピア堺(堺市) ※被害想定:地震(津波あり)
(令和3年度 社会福祉法人らしさのあるBCP支援事業 モデル施設)
実践事例の報告②
(福)ライフサポート協会 なごみ(大阪市) ※被害想定:地震(津波なし)
(令和3年度 社会福祉法人らしさのあるBCP支援事業 モデル施設)
実践事例の報告③
(福)愛和会 ローズコミュニテイ・緑地(豊中市)
(令和7年度 近畿老人福祉施設研究協議会(和歌山大会) 発表施設)
参加者同士の意見交換(約1時間)
※当日の進行次第でスケジュールに変更が生じる場合がございます。あらかじめ、ご了承ください。
8.問い合わせ
大阪府社会福祉協議会 老人施設部会 事務局
担当者(青木、渡邊) 電話:06-6762-9001